【3章】なぜLPガス会社にカレンダー文化が根付いたのか
なぜLPガス会社にカレンダー文化が根付いたのか
企業が名入れカレンダーを配る文化は、ガス会社だけのものではありません。 銀行や信用金庫、自動車販売店、保険会社、工務店など、多くの地域密着企業が年末にカレンダーを配布してきました。
しかし近年は、配布をやめる企業も少しずつ増えています。 デジタル化が進み、スマートフォンで予定を管理する人が増えたことや、人手不足、コスト削減などがその理由です。
それでもLPガス業界では、現在も多くの会社がカレンダーを配布しています。 それは、なぜでしょうか。
1 LPガス会社の商品は「ガス」ではない
LPガス販売店は、ガスを販売する会社です。しかし、お客様は「ガス」という商品を買っているだけではありません
- 毎日安心してお湯が使えること。
- 寒い日に暖かい部屋で過ごせること。
- 家族が安心して料理を作れること。
つまり、お客様がかっているのは
「安心して暮らせる毎日」なのです。
だからこそLPガス会社は、商品を売って終わる仕事ではありません。何十年という長いお付き合いの中で、お客様の暮らしを支え続ける仕事なのです。
2 接点が少ない業界だからこそ
最近はLPWAメーターの普及や検針の自動化により、お客様と直接顔を合わせる機会は以前より少なくなりました。
検針票の手渡しから、
ポスト投函やWeb明細へ。
給湯器やコンロも、
故障しなければ10年以上
使われることも珍しくありません。
だからこそ、一年に一度でもお客様のもとへ伺う理由を持つことが重要になります。その役割を果たしてきたのが、年末のカレンダー配布なのです。
3 カレンダーは「会う理由」をつくってくれる
もし何の用事もなく訪問したら、お客様はどう感じるでしょうか。
しかし、「来年のカレンダーをお持ちしました。」この一言なら、自然に迎えていただけます。
そして数分間の会話の中で、
- 寒くなりましたね。
- 給湯器の調子はいかがですか?
- 何かお困りごとはありませんか?
そんな会話が始まります。
この数分間の会話が、地域密着のLPガス会社にとっては何より価値のある時間なのです。
4 「ありがとう」が返ってくる販促物
チラシを配って「ありがとう」と言われることは、ほとんどありません。DMを送っても、感謝されることは少ないでしょう。
- 「毎年楽しみにしています。」
- 「今年もありがとう。」
- 「このカレンダー使いやすいから助かるよ。」
こうした言葉をかけてもらえる観測物は、実はそれほど多くありません。
つまりカレンダーは、お客様に喜ばれながら会社の存在を伝えられる、数少ない販促ツールなのです。
5 売り込まなくても思い出してもらえる
地域密着型の商売では、「いつも思い出してもらえる存在」であることが重要です。
その瞬間に、「〇〇ガスさんに聞いてみよう。」そう思い出していただけるかどうか。
実は、その積み重ねが地域で選ばれ続ける会社をつくっています。カレンダーは1年間、お客様の生活の中にあり続けます。
だからこそ、困ったときに自然と思い出していただける可能性が高くなるのです。
6 「販促」ではなく「信頼づくり」
私たちソフィア企画は、平成元年の会社設立より、全国のLPガス販売店様の販促をお手伝いしてきました。
その中で感じるのは、カレンダーを長く配り続けている会社ほど、お客様との信頼関係を大切にしているということです。
お客様のもとへ
伺う
伝える
会話をする
その積み重ねが、「困ったらあのガス屋さんに相談しよう」という安心感につながっていくのです。私たちは、カレンダーの本当の価値は紙そのものではなく、お客様との信頼関係を育てるきっかけにあると考えています。









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